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写真への原点回帰を。

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12月一杯で、通っていた二胡のレッスンを辞め、
チェロのレッスンもどうしようかと迷ってましたが、結局辞めることに。

そもそも、楽器の練習は、自分が写真を撮ることに対してのトレーニングとしてとても意味がありそうだ、と思ったから始めたものであって、
プライベートの写真作業が楽器の練習とかに追われておざなりになっている現状には、結構前から「あれ?」っていうのは、ぶっちゃけありまして。(^^;

でも、音楽をやること、っていうのは、思った以上に自分の「写真作業」に対していい影響があって。
それでズルズルきちゃった、というのも、あり。

特に、昔の自分は写真を撮る時に、とにかく頭が固いというか感覚が固いというか、衝動で撮るということが本当に出来なくて。(頭で考えて撮っちゃう、というか。もう「カメラの身体化」という事には程遠かった。)
そういう時に、たまたま体験する機会があったのがジェンベ(アフリカの太鼓)で。(写真学生の時に友人に誘われていった吉田ケンゴさんのライブで。ライブの中で観客も会場にあるジェンベで一緒に自由に太鼓を叩く時間があった。実際にジェンベを習い始めるのは数年後ですが。)
それで、「あ、これが自由に叩けるようになったら(自分の衝動に忠実に叩けるようになったら)、自分の、その写真の課題が解決できるのではないか」と思ったわけで。
で、衝動をきちんと汲み上げて形(音)にする、という課題だったので、即興にも興味があって、そちらにも参加を、という流れで。

そういう意味では、ジェンベを叩き始めて今はかれこれ20年ほどですが、写真についての課題解決、当初の目標は達成してると思う。(特にこの1~2年で「出したい音をちゃんと出す」っていうのがだいぶ判った感ある。写真も「撮りたい時にちゃんと立ち止まって視ているものに対してちゃんとシャッターを切る」っていうのが出来るようになったと思う。)

で、楽器の演奏っていうのは、予想以上に、係わる世界の広がりがあって、
また、人前で演奏をする、というのが、これが仕事の撮影の立ち居振る舞いというか、現場での感覚の持ち方という点で物凄く役に立っている部分もあって。
マイペースに音楽や楽器の練習は続けていけるといいな、とは思っているのですが、
レッスンがあるから練習しなきゃ、みたいなのは、一旦無しにしてその精神的リソースは写真作業に戻そう、と、なんかふと思ったので。(ずっとモヤモヤしてたのが、急にそう思えた。)

そんな感じ。

by m_sakamaki | 2025-01-11 15:56 | 写真