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日常世界の端っこ。

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江古田のギャラリーで、写真学校でお世話になった森先生の個展が開かれてるようだったので。
今日のブラ撮りは中野~江古田ということで、中野から江古田まで歩いて2時間ほど。
写真を撮り撮り。

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ギャラリーに着いたら先生は居なかったので、サクッと帰ろうと思ってたんだけど。
ギャラリーのオーナーさんが、「15時には帰って来るから」というので、話をしたり、ブラブラしたりして時間をつぶし。

久しぶりに森先生といろんなお話が出来てよかった。

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先生と自分とギャラリーに来てたオジサンでお茶(&お酒)飲んでたら、
オジサンが自分に聞いてきて。

「あんたはどういうものを撮ってるの?」
「・・・あ~、、、自分は、『日常世界の端っこ』を撮ってんです。」
「え?それどういうこと?」
「日常世界っていうのは、人それぞれが作り出してて、私の生きている日常世界と貴方の生きてる日常世界は、同じ空間に居て同じものを見ていても違うわけですけど、、」
「それは判る。」
「『日常』っていうのは、自分がその世界の中で『日常』という意味づけをして初めて日常となりますが、、自分が撮ってるのはその日常という意味づけが外れた風景で~、、。」
「・・・・ん~何を言ってるのか、ようわからん、。」

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「端っこ」っていうのは、前に、臨床心理学(?)の本で、言葉に出来ない感情を天気で表現してみる、っていうことについて書かれた本を読んだことがあって。
その本の中で、モヤモヤした、言葉に出来ない感覚っていうのは、意識と無意識の境界、意識の「エッジ」と言うのだという説明があり。

写真で、コンセプト云々ではなく、ただただ気になるものを撮っていって、自分がそこに見えてくるものを追っていく作業というのは、
要はこの「エッジ」の部分を形にする作業なんではなかろうか、と、
ものすごくスッキリしたことがあるんですけど。

日常世界の端っこの意味とは少し違うんですが、端っこのイメージについてはそんな感じ、といいますか。

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最近、自分の写真の説明は、相手が判ろうが判ろまいが、やっぱそういう説明が一番近いのではないかな、と思うところに至って、そんな説明してます。

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そういえば、このギャラリーで行われるイベント見てたら、8月10日に太田久遠さんの二胡ライブ(http://nikohisa.com/post_name/427/)が行われるとのこと。

おぉぉぉ、、、すごい偶然だ、ということで。
8月10日、16時(←13時?からもある)からの方に聴きに来ることにしました。

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by m_sakamaki | 2014-08-01 20:00 | 写真