ノリ問題。(リズムのこと。)
ノリ問題。
月曜日にドゥンドゥンバワークに参加。
人数が5人と少なかったんだけど。
この日はいろいろ大変で、空中分解しそうな状況の中、皆で嫌な汗を大量にかきながらのワーク。
最後にケンケニをやらせていただいた。
ドゥンドゥンバ系のケンケニは、何年か前にコノウレンのケンケニを一度チャレンジして撃沈してて。
でも今なら随分その時に比べて叩けるようになってるし。
裏パッティパも楽にできるから。
出来るかも、ということで、チャレンジ。
フレーズ自体は特に問題なかったが。
「リズムを拍の頭で取ってるよね。それでは駄目で、ケンケニのトントトの頭で乗らないと。」と注意。
「あ、わかりました。 すいません。裏で取ってました。」
*
いろんな人のワークを受けてて、アフリカンのリズムのノリっていうのはこのあたりの問題ってものすごく大きいんだなって感じていて。
前に、アフリカ人の方のワークに何度か参加させていただいたことがあるんだが。
なんのリズムか忘れたけど、
その時に、アコンパで裏パッティパが出てきた。
|・・S|・TS|・・S|・TS|
っていうのを拍の頭を意識して裏で乗る感じでやっていたら。
「・・あってる、、、けど。なんかおかしい。」
「・・・あってるんだけど、なにか違う。」
と、聞いてたネイティブの先生がひたすら首をひねる。
それで、
そういえば、どっかのワークで別のネイティブの方が「ちょっと間をおいてパッティパをすればいいんだよ。」と話していたのを思い出し。
|・・|S|・T|S|・・|S|・T|S|・・|
と「拍の頭から間を置いたパッティパ」(青線)をしたらOKが出た。
あくまで個人的な思いなんだけど。
アフリカンのリズムには「拍の頭」とかいう感覚がないっていう話はよく聞くけど。
要は、アンサンブルをするリズムパートごとにノリの基点(や長さ)がバラバラで。
ここが「拍の頭」っていうことそのものがナンセンスなんだろうな、と理解している。
*
そのことは、アブ・ケンプ・カマラさんのワークでアブさんのソリの第2アコンパが左手から始まってることとか。
先日のTさんの集中ワークでのククでも思ったことで。
ククのアコンパのベースを左で叩く叩き方があるっていうのは知ってたけど、
あれはダンスとか長時間叩く場合に、両方の手を均等に使うため、と理解してました。
でも、集中ワークで、そのパターンの場合、半分前の高音から始まるのでベースは左手、という話を聞いて、あ、なるほど!!と今更ながら理解。
で、ついでに、自分なりに思ったことで。
ククのケンケニのノリについて。
ふと以前からなんとなく疑問に思ってたんだけど。
譜面におこすと |●●・・|●●・・|●●・・|●●・・|
となってて、どうしても拍の頭、前ノリになりがちなんだけど。
ケンケニのリズムの基点は、実はもう半分前から、と考えると、
・・|・・|●●|・・|●●|・・|●●|・・|●●|・・|
と(青線)、アップビートで乗れるっていうことでは。
こう思ったことが正しいのか間違ってるのかはわからないけど。
妙にいろいろ納得した。
この辺がノリ云々の難しいところなんだろうなぁ、とも思う。
by m_sakamaki | 2009-05-18 14:32 | ジェンベ